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お役立ちコラム
皮膚にしわやシミなどの老化現象があるように、歯にも「老化」があります。
「自分はまだ若いから大丈夫」と思っていても、老化が進行し、気づいたときには「もう抜くしかない」という状態になっていることも珍しくありません。
今回は、歯の寿命や、加齢による口腔内環境の変化、歯を長く守るために今日から実践できる方法を解説します。
歯の寿命については個人差がありますが、一般的に50年から60年程度とされています。
人間の平均寿命が80歳を超える現代において、歯の寿命はそれよりも短く、ケアをおろそかにすると、人生の後半を入れ歯やブリッジ、インプラントなどの補綴物に頼って過ごす時期が長くなるでしょう。
歯の寿命は加齢だけでなく、虫歯や歯周病、外力による摩耗など、複合的な要因が積み重なって短くなります。
そのため、正しいケアと早期対処によって寿命を延ばすのは十分に可能です。
近年は予防歯科の普及により、ケアの質が歯の寿命に直結する事実が分かっており、80歳の時点で20本以上の歯を保つことを目標とした「8020運動」が推進されています。
歯の老化は、外から見える変化だけでなく、内部構造にまで及びます。
歯の表面を覆うエナメル質は、毎日の咀嚼やブラッシングによって少しずつすり減っていきます。
これを咬耗(こうもう)といい、特に噛み合わせる面(咬合面)で顕著に見られます。
エナメル質が薄くなると歯全体の強度が低下し、虫歯菌(主にミュータンス菌)が象牙質や歯髄まで到達するスピードも速くなるので、若い頃と比べて「冷たいものがしみる」「歯が欠けやすくなった」と感じる場合は、摩耗が進んでいるサインです。
加齢に伴い、歯の内側では生理的第二象牙質が徐々に形成されていきます。
これは象牙質が内向きに添加され、歯髄腔が狭くなっていく現象です。
歯髄腔は、歯の中心部にある象牙質に囲まれた空洞で、ここが狭くなると歯髄への血流や神経の働きが低下し、歯全体の生命力が失われやすくなります。
さらに、局所的な外力や虫歯の刺激に反応して第三象牙質が形成されたり、歯髄内に石灰化物(象牙質粒)が出現したりするケースも、高齢になるにつれて頻度が高まります。
歯槽骨(歯を支える骨)は加齢とともに痩せ細り、それにつれて歯肉も退縮していきます。
歯肉が下がると、本来は歯肉の中に守られていた歯根部分が露出します。
歯根の表面にはエナメル質がなく、象牙質が直接外に露出するため、知覚過敏が起きやすくなるほか、「根面虫歯」という形で虫歯が進行しやすくなるので注意が必要です。
「歯が長くなった気がする」「歯の間にすき間が増えた」と感じる場合は、歯肉の退縮が起きている可能性があります。
唾液は、自浄作用や細菌の増殖を抑える抗菌作用、歯を再石灰化させる修復作用など、口腔内の健康を多方面から支える重要な存在です。
加齢によって唾液腺の機能が低下すると、これらの作用が弱まり、虫歯や歯周病、口臭のリスクがいずれも高まります。
また、高齢者では唾液量の減少が食べ物を飲み込む機能(嚥下機能)にも影響し、誤嚥性肺炎のリスクを高めることが知られています。
唾液は口腔内だけではなく、全身の健康とも密接につながっているのです。
口まわりの筋肉や唇自体も老化の影響を受けます。
唇の弾力が低下すると、乾燥しやすくなるため、口を無理に大きく開ける際に口角が切れてしまうこともあります。
口まわりの筋力低下は、咀嚼機能の低下にもつながるので、見た目だけの問題にとどまりません。

歯が失われる原因の大半は、虫歯と歯周病という2つの疾患によるものです。
どちらも加齢とともにリスクが高まり、放置すると歯を残すのが難しい状態まで進むことがあります。
虫歯は原因菌がプラーク内で増殖し、歯を溶かしていく感染症です。
若い頃から経験しやすいものですが、加齢によってエナメル質が薄くなると進行スピードが格段に速くなります。
特に注意が必要なのが前述した「根面虫歯」で、歯肉が退縮して歯根が露出すると、エナメル質で守られていない象牙質に直接虫歯が発生します。
エナメル質上の虫歯より進行が速く、深い部分まで侵食されるため、気づいたときには大がかりな治療が必要になる場合もあるのです。
さらに虫歯を放置すると、口腔内の問題にとどまらず全身への悪影響が生じます。
虫歯菌が血流に乗ると、口腔内以外の疾患リスクが高まるほか、誤嚥によって虫歯菌が肺に入り込み、肺炎を引き起こすケースも少なくありません。
歯周病は、歯の周囲の組織(歯肉、歯槽骨、歯根膜)に細菌感染が起こり、徐々に骨が溶けて歯を支えられなくなる疾患です。
歯が抜ける原因として最も多く、全体の約4割を占めるとされています。
最も怖いのは「痛みがない」という点で、歯周病は「サイレントディジーズ(静かなる病気)」とも呼ばれ、自覚症状がほとんどないまま進行します。
痛みや腫れを感じた時点ではすでに重症化していることが多く、その段階では歯を救えないケースもあるのです。
加齢が直接の原因ではありませんが、免疫力の低下により感染しやすくなるため、高齢になってから発症した歯周病は進行が速く、回復も遅い傾向があります。
歯の老化そのものを完全に止めるのが難しくても、正しいアプローチによって老化の進み方をゆるやかにし、歯を失うリスクを下げることは可能です。
通常の歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れは落としきれません。
デンタルフロスや歯間ブラシを使うと、虫歯や歯周病の原因となるプラークを大幅に減らせます。
特に就寝前の口腔ケアは念入りに行ってください。
眠っている間は唾液の分泌が減り、細菌が繁殖しやすい状態になるため、夜に汚れを残したまま眠るのは長期的な歯の劣化につながるのです。
加齢による唾液の減少に対抗するために、日常的に唾液を出す習慣づくりも有効です。
具体的には「よく噛んで食べる」「こまめに水分を補給する」「唾液腺マッサージを取り入れる」などが挙げられます。
キシリトール入りのガムの活用も、唾液分泌を促す方法の一つです。
キシリトールには虫歯菌の活動を抑える働きもあるため、唾液分泌の促進とあわせて、虫歯予防の面でも役立ちます。
カルシウム(乳製品、小魚、大豆製品)は歯と骨を強化する基盤となる栄養素です。
ビタミンD(魚介類、きのこ類)はカルシウムの吸収を助け、ビタミンC(柑橘類、緑黄色野菜)は歯肉のコラーゲン生成を促して歯周組織の健康を保ちます。
一方で、コーヒーや紅茶、喫煙は歯の着色や黄ばみを引き起こすだけでなく、歯周組織の血流を悪化させるリスクがあります。
炭酸飲料や柑橘系の酸性飲料は歯のエナメル質を直接溶かす「酸蝕症(さんしょくしょう)」のリスクもあるため、摂取後はすぐに口をゆすぐ習慣をつけましょう。
フッ素はエナメル質を強化し、脱灰(歯が溶ける現象)を防ぐとともに、再石灰化(歯が修復される現象)を促進します。
フッ素入り歯磨き粉を使用するだけでも効果がありますが、歯科医院でのフッ素塗布を受けると、より高濃度のフッ素を歯の表面に定着させられます。
定期的なフッ素塗布を習慣化すると、虫歯や知覚過敏の予防効果が高まるでしょう。

エナメル質の摩耗、歯肉の下がり、唾液の減少、歯の内部構造の変化など、口腔内では目に見えにくい変化が少しずつ進んでいきます。
ただし、歯の老化は年齢だけで決まるものではありません。定期検診や毎日のセルフケアを日常に取り入れるだけでも、歯の状態は大きく変わります。
特に意識したいのが、3~6ヶ月に1回の定期検診です。
初期の虫歯、歯肉の変化、歯のすり減り、噛み合わせの負担などは、自分ではなかなか気づきにくいものです。
歯科医院で定期的に確認してもらうと問題が大きくなる前に対処でき、プロによるクリーニング(PMTC)を受けると普段のケアでは落としきれない歯石や着色もきれいに除去できます。
歯の健康は日常生活の質に直結するので、ぜひ意識してみてください。
当院でも、歯科定期検診や歯のメンテナンスを行なっていますので、不安なことや分からないことなどがありましたらまずはお気軽にご相談ください。